電子書籍の容量はどれぐらい喰う?ストレージ圧迫時の対処法まで解説!

ストレスなく電子書籍を楽しむために、必ず気をつけておきたいのが電子書籍の容量です。たまに電子書籍を楽しむ程度なら問題ないケースがほとんどですが、100冊など多くの電子書籍を読む方にとっては気をつけておくのがおすすめ。

 

電子書籍を読む為の端末としてスマホなどを使っている方は多いですが、大量の電子書籍をダウンロードすると端末の容量が圧迫されてしまいます。もちろん、電子書籍以外のデータ容量なども加わっていると思われます。

 

基本的にはどんどん使っていくうちにデータ容量は増えていき、次第に端末が重くなるなどの影響を及ぼす可能性もありますので、端末の空き容量や電子書籍1冊あたりの容量を知っておくといいでしょう。

 

今回は電子書籍の容量や端末に保存できる冊数、端末のストレージが圧迫し容量が足りない時の対処法を解説します。

 

電子書籍はファイルサイズという容量がある

まず先に容量についてご説明しますが、私たちが毎日利用するインターネット上のすべてのファイルには容量があります。ファイルサイズとも呼ばれていますが文章・画像・音声・アプリケーションなどなど、あらゆるデータ全般です。

 

そしてこれらデータの種類によってファイルサイズが異なります。例えば約100分の動画ですとファイルサイズは約1500MBほどあります。しっかりと意識しておかなければ、知らないうちにデバイスのストレージ(保存領域)がいっぱいになってしまいます。

 

例えばスマホで電子書籍を保存したいと思っていても、ゲームで遊んでいる、アプリをたくさんインストールしているなどスマホをフル活用している方は、知らない間にストレージが圧迫され、最悪保存できないような感じになったりする場合もあります。

 

そこで目安となるファイルサイズを知っておくことである程度、容量を考えてスムーズに電子書籍を楽しむことが出来るでしょう。但し電子書籍ストアによっては、このファイルサイズを公開していないストが結構多いので、どのくらいのファイルサイズなのか分からない場合が多いです。

 

電子書籍は容量をたくさん喰うのか?

それでは、電子書籍の1冊あたりの容量はいったいどのくらいのファイルサイズがあるのでしょうか?結論から申し上げますと購入する書籍によってまったく異なりますが、おおまかな目安は以下の通りです。書籍によってファイルサイズが異なるかについては後述します。

 

※電子書籍1冊あたりのファイルサイズ

書籍タイプ 容量の目安
小説・ライトノベル 約1MB~40MB
漫画(コミック) 約30MB~200MB
雑誌・写真集 約30MB~300MB

 

なお、音声で書籍を楽しむ「オーディオブック」は、バイトではなく朗読時間で容量が表記されているケースが多いですが、おおよそ「1時間=30MB」ほどのイメージです。2時間の書籍なら60MB、10時間なら300MBほどの容量となります。

 

また上のような数値で言われてもイマイチ理解しにくい…と思う方も多いでしょう。そこで単位について解説致します。

 

データ容量の単位について

ファイルのデータサイズはバイト(Byte)と呼ばれる単位で表され、頭文字だけとって「1B」などと表記されることが一般的です。それぞれ1024倍されるごとに単位の表記が変わります。それほど厳密に理解する必要はなく、普段使いでは「キロよりメガ、メガよりギガ、ギガよりテラが大きい」とだけ知っておけば大丈夫です。

 

バイトの変換式
  • 1024B=1KB
  • 1024KB=1MB
  • 1024MB=1GB
  • 1024GB=1TB

 

上記のように様々な単位がありますが、難しくありません。例えば100MBの漫画を20冊ダウンロードしたい場合、合計で2000MBとなり端末の容量を約2GB消費することになります。よって、端末のストレージ残り1Gなどの場合は、ダウンロードすることが出来ません。

 

そこで大量の電子書籍をダウンロードする際は、端末の残り容量を気にしながらダウンロードを行う、ということが理想でしょう。ある程度大体で結構ですので、読みたい書籍のファイルサイズについて知っておきましょう。

 

実際に電子書籍のファイルサイズを調査してみた

電子書籍ストアの「まんが王国」にて書籍をダウンロードしてみました。ダウンロード前は以下のような容量となっています。

 

 

その後、197ページの漫画(化物語)をダウンロード。

 

 

ダウンロード前は246MBだったのに対して、ダウンロード後は322MBとなっています。ということは化物語の197ページの漫画は76MBのファイルサイズになっていることが分かります。その他、アマゾンのキンドルにて電子書籍を調べてみました。下の画像は鬼滅の刃1巻のファイルサイズとなります。

 

 

鬼滅の刃の1巻のファイルサイズは57972KBとなっていますね。この場合はMBに変換すると約56.6MBとなりますので、ストレージの空き容量に約56MBがないとダウンロードをするのに厳しい計算となります。ちなみに、巻によってファイルサイズも違います。

 

 

上の画像は鬼滅の刃で23巻のファイルサイズとなります。69832KBですので約68.1MBとなり1巻との容量が違うことが分かります。ではなぜこのようにファイルサイズに違いがあるのか?詳しくは以下で説明してみました。

 

電子書籍によってのファイルサイズが違う原因

上記の表に見られるように、電子書籍のファイルサイズは作品によって大きく異なります。このような違いが出るのは、主に以下の4点が理由です。なんとなく分かるような感じですので、ご覧ください。

 

画像の有無

最大の違いとなるのが書籍内の画像の有無です。文章(文字)は音声や画像と比べて圧倒的にファイルサイズが小さく、小説のような文章のみで構成された書籍は、自然と全体の容量もコンパクトに収まります。

 

反面、写真集やコミック、たくさんの挿絵があるライトノベルなど、画像の多い書籍は容量も膨らみがちです。よって、画像が多く使われているような書籍はファイルサイズも大きくなりがちですので、注意しましょう。

 

ページ数の違い

もっともわかりやすい違いがページ数です。当然ながら、ページが多くなるほどファイルに保存される情報が増え、単純に容量も大きくなります。50ページの漫画よりも300ページの漫画の方が当然、ファイルサイズが大きくなりますよね。

 

解像度の影響

画像が多い書籍の場合に、重要な違いとなるのが解像度です。電子書籍に限らず、画像ファイルには解像度と呼ばれる「画像の鮮明さを表す指標」が存在します。dpiやピクセルという単位で表現され、数字が大きいほどに、描画が細かく鮮明な画像です。

 

解像度が高いほどきめ細かな美しい画像を楽しめますが、容量も相応に上昇します。

 

モノクロ or カラーの違い

解像度の高さと同様に、モノクロかカラー対応かによっても書籍の容量は変動します。カラー対応の方が、ファイルに要素が追加されている形となり、大容量となりやすいです。特にオトナ系の漫画はカラー漫画が多く、容量が大きくなっている傾向にあります。

 

モノクロ・カラーにおける容量の実際の変動度合いは、着色方法やファイル形式などによっても細かく左右されるため、ユーザー側ではなかなか把握できません。

 

表示方法の違い

電子書籍はフィックス型とリフロー型という2つの表示方法がありますが、それぞれ容量が異なります。フィックス型は簡単に説明しますと、例えば書籍そのものを表現したい場合に、そのまま表示することが出来るような形です。

 

例えば漫画だと1ページを固定とし、1ページがそのまま表示されるような形がフィックス型です。逆にリフロー型は文字の拡大縮小など自由に設定して利用出来るようになり、1つの文章を様々なページで表示したりできる型がリフロー型となっています。

 

基本的に小説など文字が主体の書籍に採用されている場合が多くなっています。ということは、画像よりも文字ベースの方がファイルサイズは小さいので、自然とリフロー型の方が容量は低くなります。

 

以上、まとめると、以下に当てはまる電子書籍は自然と容量も大きくなるため気をつけましょう。

 

容量の大きい電子書籍の特徴
  • 画像が多い
  • ページ数が多い
  • 解像度が高い
  • カラー書籍

 

パソコンとスマホで容量が異なる?
同じ電子書籍サービス内の同じ書籍なのに、パソコン版とスマホ版で容量が違うケースもあります。これは上記の内、特に解像度の影響によるものです。
モニターのサイズが違うパソコンとスマホでは、適切な解像度も異なり、一般的にパソコン版の方が「高解像度=大きめのファイルサイズ」となっています。

 

容量から考える電子書籍の保存冊数

それでは、具体的に端末にどの程度の容量があれば、電子書籍を何冊保存できるのでしょうか? 上述の「電子書籍1冊あたりの容量」の表から算出した、1GBで保存できるおおまかな冊数は以下の通りです。

 

※1GBあたりの電子書籍を保存できる冊数

書籍タイプ 保存冊数
小説・ライトノベル 約25冊~1000冊
漫画(コミック) 約5冊~25冊
雑誌・写真集 約3冊~20冊

 

文字の少ない小説を楽しむのであれば問題ありませんが、コミックなど画像の多い書籍を読みたい場合、想像以上に容量が必要なことがわかります。今から電子書籍用のデバイスを購入するのなら、16GBや32GBのような「少し大きすぎるかな?」と感じるサイズのストレージを用意しておきましょう。

 

というのも、市販されている端末や保存用媒体は、表記されている最大容量を100%使えるわけではありません。これは、以下のような事が関係している為です。

 

  • システムが利用している容量
  • 最初からアプリがある
  • バイトの変換形式の違い

 

これらの存在によるもので、例えばAmazonの人気タブレット「Fire 7 16GB」は、保存容量は16GBですがユーザーが利用できるのは約9.4GBまでです。またアンドロイドなどのスマートフォンも同じことが言えます。

 

購入した時、最初から不要なアプリがたくさん入ってますよね。これらやシステムを含めると実質使用できる容量は少なくなります。なので、電子書籍をたくさん楽しみたいと思う方は、端末を購入する場合大きめの容量を選ぶようにしましょう。

 

端末の容量が不足した場合の対処法

不要なファイルを削除する

最初に行いたいのが、不要なファイルの削除です。当然だと思われがちですが、あらためて端末に保存されているデータを確認すると、誰でも意外と消しても良いファイルが見つかるもの。特に電子書籍専用端末でなく、スマホやパソコンで楽しんでいる方は、以下のような不要データも溜まりがちです。

 

  • 使っていないアプリやゲーム
  • 聞いていない音楽
  • 視聴する機会のない動画
  • 削除しても良い一時ファイル
  • ブラウザの膨大になったキャッシュ

 

これらを削除して容量を確保するという手段もあります。また不要なファイルを削除するのは、動きが軽くなるなど端末にも良い影響を及ぼしますので、不要なファイルを良く放置しがちな方はおすすめです。

 

良く読む書籍だけを残す

多くの方に見られるのが「全ての電子書籍をダウンロード」すること。購入した全ての電子書籍をダウンロードするのはいつでもすぐに読めるので良いことなのですが、知らない間に端末の容量が増えていきやすくなるのであまりお勧めできません。

 

基本、一度購入した電子書籍はいつでもダウンロードすることが可能になっていますので、よく読む書籍や繰り返し読むようなお気に入りの書籍のみ端末にダウンロードして、あまり読まないような書籍は必要な時にその都度ダウンロードするようにし、まめに容量を確保しておくといいでしょう。

 

microSDカードを活用

microSDなどの外部ストレージを端末に追加するのもおすすめです。最近では256GBのmicroSDカードが4000円前後で売られているなど、一昔前からは想像できないほど安価に手に入るようになりました。一度追加してしまえば、ほとんど容量を気にすることなく電子書籍を楽しめます。

 

ただし注意点として、利用する電子書籍サービスによっては、書籍を端末の内部ストレージのみに保存できるケースもあります。事前に自分の使っている電子書籍サービスが外部ストレージに対応しているのか、確認しておきましょう。

 

また、iPhoneに代表されるApple端末は、外部ストレージ用のメモリスロットが用意されていないことも多く、この対処法が使えません。最初から大きめサイズの端末を購入する必要があります。

 

容量を気にしないで電子書籍を楽しむ方法

「iPhoneを使っていて、容量の追加が難しい…」「できれば、外部ストレージを購入するなどのお金をかけたくない」そのような方には、「ストリーミングタイプ」の電子書籍サービスの利用が解決策となりえます。

 

ストリーミングとは事前に端末へ書籍をダウンロードせず、その都度、通信して閲覧する方法です。良く「ブラウザビューア」など呼ばれてる読み方があると思いますが、この方法であれば、端末の容量を気にする必要はありません。

 

※ストリーミングとは:https://www.jepa.or.jp/ebookpedia/201612_3323/

 

自宅でWi-Fiにつないでいるなど、速度の安定した通信量も気にしなくて良い回線に接続しているのであれば、ダウンロードするよりも優れた方法です。また対応サービスの探し方も簡単で、現在では多くの電子書籍ストアが対応しています。

 

各サービスを訪れ、ダウンロードを強制せずブラウザやアプリからそのまま書籍を開けるかどうか確認してみましょう。有名どころでは「まんが王国」がストリーミング形式として知られています。興味のある方は、ぜひ一度確認してみてください。

 

但し、ストリーミング方式というのはデータ通信が必要となるので、例えばスマホなどでデータ制限がかかっている方、もしくはデータ通信を節約したいと考えている方にとっては、あまりおすすめ出来ない方法となります。

 

まとめ

電子書籍は意外と容量の大きな作品が多く、特にコミックや写真集など画像がたくさん使われている場合は要注意です。ファイルサイズを理解して、ご自身の使っている端末の残りストレージに応じて電子書籍をダウンロードするようにしましょう。

 

その他、最初から大きめサイズのデバイスを購入する、外部ストレージを追加する、あるいはストリーミングタイプの電子書籍サービスを利用する、といったように自分なりの対策を欠かさないようにしましょう。

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