電子書籍リーダーとタブレットの違いは?特徴から端末を選んでみよう

電子書籍を楽しむうえで、特に大切となるのが「どの端末で読むのか」になると思います。出来れば大きな画面で読みたい、と思う人もいればコンパクトな小さな画面で読みたい、と思う人まで人それぞれでしょう。

 

電子書籍は一般的に「電子書籍リーダー」か「タブレット」などの端末を使って閲覧しますが、この違いについてお分かりでしょうか?どちらの端末も、見た目はタブレットのような形をしているので、一緒では?と思う人も多いです。

 

しかし実際は機能面など様々な特徴があり、異なる部分が多くなっています。この記事では電子書籍リーダーとタブレットの違いを分かりやすく、またどちらで電子書籍を読む方がおすすめかまで解説します。

 

電子書籍リーダーとタブレットは何が違う?

早速、電子書籍リーダーとタブレットの違いを見ていきましょう。なお、最近ではタブレットでも目に優しいものがあるなど「電子書籍リーダーに機能が近いタブレット」も販売されていますが、ここでは一般的な両者の違いをご紹介します。

 

端末の利用目的が違う

最大の違いは端末の利用目的にあります。電子書籍リーダーは電子書籍を読むことに特化した端末で、それ以外の機能はありません。一方のタブレットは、Webブラウジングやアプリ・メール機能など、電子書籍以外のサービスにも対応しています。

 

例えばゲームをしたい、Youtube動画を視聴したい、など1台でいろいろなことをしたいと思っているのであれば、タブレットやスマホなどが活躍しますが電子書籍を読む際、電子書籍リーダーとタブレットを比較すると電子書籍リーダーの方が集中して読めます。

 

画面に文字や漫画のコマなどが表示されるだけなので一緒では?と思いますが実は細かい機能面などで違いがあります。例えばズーム機能や検索機能、そして目に優しいなど、書籍を読む優れた機能が電子書籍リーダーに備わっている場合が多いです。

 

また電子書籍リーダーは読書に機能が限られている点はある意味メリットになります。人によっては読書中にメールやSNSの通知が来るのをわずらわしく感じるケースもあるでしょう。また、人によっては電子書籍リーダーとタブレットの2台体制で電子書籍を読んでいる方もいます。

 

自分の利用シーンに合わせて選ぶことが大切ですが、電子書籍を読むのにタブレットやスマホなどでも特に問題ないと思っているのであれば電子書籍リーダーは必要ないかもしれませんが、一度使うと快適さにはまってしまう方も多く、おススメとしては一度電子書籍リーダーを使ってみるのがいいでしょう。

 

また、そのほか細かい機能面について、以下にまとめてみました。

 

目の疲れが軽減される

目の疲れ対策では電子書籍リーダーの方が優秀です。電子書籍リーダーにはE Ink(電子ペーパー)と呼ばれる表示技術が使われており、電子端末ながらまるで紙の書籍を読んでいるかのような、温かみのある形で文字が表示されます。

 

加えてE Inkはバックライトが必須でないため、目への刺激が少なく疲れも最小限です。最近では、バックライトの明るさを抑えた目に優しいタブレットなども販売されており、短時間であればそれほど差は感じません。

 

しかし、超長時間の読書をしたいのであれば、より目への負担の少ない電子書籍リーダーが安心です。

 

特定の電子書籍ストアしか使えない

重要な違いが、電子書籍リーダーは一般的に他社サービスが使えない点です。例えば人気の電子書籍リーダー「Amazon Kindle Paperwhite」は「Prime Reading」や「Kindle Unlimited」などAmazonの電子書籍サービスにのみ対応しています。

 

「eBookJapan」や「BookLive!」のような他社サービスでは利用できません。利用制限があるということですね。タブレットの場合は、それぞれの専用アプリなどをダウンロードすることで、サービスの垣根なく楽しめます。

 

色の表示の違い

電子書籍はカラーの書籍なども今では多く配信しています。しかし色の表示に関しては、タブレットに軍配が上がります。電子書籍リーダーは基本的に白黒表示のみでカラーに対応していないのがデメリットとなっています。逆にタブレットはカラー表示が可能です。

 

コミックやライトノベルの挿絵などをカラーで楽しみたいのであれば、タブレット一択です。しかしモノクロでも問題ない、という方ならば電子書籍リーダーでも問題ないでしょう。

 

バッテリーが優秀で長時間読める

バッテリーについては電子書籍リーダーが優れています。タブレットは数時間程度でバッテリーが切れる端末も一般的ですが、電子書籍リーダーの中には一度の充電で数週間も楽しめる機種も存在します。より手間がかからないのは電子書籍リーダーです。

 

CPU・メモリなどのスペックが違う

CPUやメモリなど端末そのもののスペックに関しては、基本的にタブレットの方が優れています。電子書籍リーダーは動画の閲覧やWebブラウジングができないため、そもそも最初から高スペックにしようと設計されていません。

 

その代わりに、能力が低いが消費電力の少ないパーツを集めて、長時間のバッテリーを実現しています。逆にタブレットはスペックが高い分、機能性は高く書籍の操作性などあらゆる面でキビキビと反応してくれる端末が多いです。

 

読書中はそれほど気になりませんが、電子書籍ストアで読書する本を探すときなど、電子書籍リーダーは操作性が悪いと感じるケースも多々あります。

 

防水機能

防水機能に関しては、タブレットと電子書籍リーダーの間に優劣はなく端末ごとに異なります。誤解されがちですが、電子書籍リーダーであっても、楽天の「Kobo Nia」のように防水機能がないものも存在します。

 

もし入浴中にも使える端末が欲しい方は、ほかの要素で電子書籍リーダーかタブレットかを決めた後に、あらためて防水機能をチェックしましょう。

 

端末の価格

価格面に関しては、一般的には機能が制限されている電子書籍リーダーの方が安い傾向にあります。しかし、10万円以上もするiPadの影響で高価と思われがちですが、実際にはタブレットでも安価なものも販売されています。

 

例えばAmazonの7インチタブレット「Fire 7」は、2021年10月の段階でセールなしで6000円から販売されており、大抵の電子書籍リーダーよりも安価に購入できます。こちらはCPUが1.3GHzクアッドコア、メモリが1GB、容量が16GBというスペックです。

 

決して高スペックではないものの、電子書籍やインターネット閲覧には十分な能力を備えているおすすめの端末です。またお金にゆとりのある方は、さらに上位グレードの端末が用意されているので、そちらを検討してみてもいいでしょう。

 

焼き付きの心配は少ない
ちなみにかつては、電子書籍リーダーはE Inkを採用している関係上、画面に焼き付きのような残像のような表示が残りやすい傾向にありました。
しかし、最近の電子書籍リーダーはリフレッシュ機能(画面の白黒表示を適時反転させる機能)を搭載しており、このような現象はほとんど見られなくなっています。

 

電子書籍を読むならリーダーかタブレット、どちらが良い?

上述の通り、電子書籍リーダーとタブレットの間には様々な違いがあります。結論として各端末の特徴を参考にして、自分にぴったりの端末を選ぶという方法がおすすめです。防水機能が必要な方もいれば、端末の値段が安い方がいい、という方もいるでしょう。

 

また、端末ごとにおすすめとなる基準をまとめてみましたので、ご参考にしてみてください。

 

電子書籍リーダーがおすすめの方

  • 文字が中心の書籍を楽しみたい
  • できるだけ目に優しい端末が欲しい
  • バッテリーの持ちが良い端末を探している

 

もし、自分ではどちらが良いのかわからないという場合は、タブレットがおすすめです。

 

タブレットがおすすめ方

  • 漫画やイラストなどの書籍を楽しみたい
  • カラー作品もよく読む
  • 電子書籍以外のサービスも使いたい
  • 複数の電子書籍サービスを利用したい

 

タブレットは汎用性に優れているため、例えばこれから新しく魅力的な電子書籍サービスを見つけたり、ソーシャルゲームなど電子書籍以外の趣味で遊んだりと、様々な形で活かしていけます。特定のサービスに依存した電子書籍リーダーと異なり、完全に無駄になってしまうことが少なく安心です。

 

電子書籍を読むのにスマホではダメ?

なお、スマホでもタブレットと同様に電子書籍サービスは楽しめます。しかし、スマホの場合はタブレットよりも画面が小さく目に負担がかかりやすいほか、普段からLINEやSNSで触る端末であるため、読書に集中しにくいのが難点です。

 

またタブレットの方が基本的に大画面での表示となりますので、読み応えなどもスマホに比べると全然違います。特に漫画などを頻繁に読む予定の方は、違いが明らかに分かるはずです。できれば、普段のスマホとは別に、安価であっても「読書用のタブレット」を入手する方がおすすめです。

 

ただ、そこまで何度も電子書籍を読む機会がない方は、スマホで読んでもいいでしょう。実際、タブレットを用意して読んでいる人よりも、スマホで電子書籍を読む人の方が多い調査結果などもあります。

 

出典:おたすけスマホ情報サイト「Appliv TOPICS(アプリヴトピックス)」

 

電子書籍を読む場合、スマホで読んでいる人が多い理由としては、やはりスマホは誰でも持っているので、電子書籍を読むのにも手軽に使えるという点があると思われます。またパソコンで読む方も意外と多く、やはり大画面で読みたいと思っている人もある程度いるようです。

 

電子書籍を読む時に使いやすいリーダーやタブレットはどれ?

電子書籍用にぴったりのリーダーやタブレットを見つけるポイントをご紹介します。使っていて快適と思えるような端末を選ぶことがポイントとなるので、使いやすいポイントとなる要点をまとめてみました。

 

軽い端末を選ぶ

端末でもっとも気にしておきたいのが重量です。タブレットなどを置くスタンドを使わず、手に持って閲覧する場合は重たいタブレットでは負担がかかり、読書が億劫になってしまいます。軽ければ軽いほど優れているといえるでしょう。

 

端末を持って読書しない、と思っていても意外とするものです。重さの感じ方には個人差がありますが、一般的には重くても400gほどの重量に抑えておけると安心です。身近なところでは、以下がちょうど良い比較対象となります。

 

※身近な端末の重量

端末名 重さ
iPhone SE 148g
iPhone 13 173g
Fire 7 タブレット 286g
Nintendo Switch Lite 275g
Nintendo Switch 398g

 

400gはNintendo Switchとほぼ同等の重量です。これ以上となると、手に相当な重みを感じてしまいます。400g以下に絞っても、タブレットのラインナップは豊富ですからしっかりと吟味してみてください。

 

端末のサイズ

重量だけでなく、タブレットのサイズも使い勝手を左右します。画面サイズは大きければ大きいほど文字が読みやすく、例えば写真集や漫画などを読む際は迫力も出ます。しかし、大きいほどに持ち運びは難しくなり、重たくなってしまうため悩みどころです。

 

一般的に6~8インチであれば、片手でも支えやすく便利に読めます。手軽さを重視するならこのくらいのサイズを、もし迫力や読みやすさを重視するなら9インチからのような大型のタブレットを検討しましょう。

 

端末の容量

端末の容量(ストレージ容量)は大きければ大きいほどに優れています。特に、カラーコミックや写真集をたっぷりと保存したい方は、容量が小さいとあっという間に容量オーバーになってしまうため要注意です。

 

具体的な容量としては、最低でも16GBからのタイプを選んでおきたいところ。可能ならば32GB以上を選んでおけると安心です。この容量であれば、普段使いでストレスを感じることはないでしょう。

 

もしわかりにくければ「micro SDカード」など外部ストレージを後から追加できる端末を選ぶ手もあります。

 

AndroidかiOS

タブレットはAndroid・iOS・Windowsなど端末ごとに異なるOSが搭載されており、使い勝手が異なります。基本的には、タブレットとして汎用性の高いAndroidもしくはiOSを選択しましょう。

 

電子書籍サービスによっては「iOSアプリはあるがAndroidアプリはない」といったように、片方にしか対応していないケースもあります。既に意中のサービスが存在する場合は、事前にチェックしておきましょう。

 

まとめ

今回は電子書籍リーダーとタブレットの違いについてまとめてみました。特徴などそれぞれ違いがあり、文字を中心とした書籍をよく読むのなら電子書籍リーダー、漫画やカラーの本はもちろんインターネット閲覧まで楽しみたいならタブレットを選ぶのがおすすめです。

 

端末選びで失敗しないコツとして、どちらか迷っているのであれば、汎用性の高いタブレットを選んでおくと、後から取り返しが付きやすくなります。自分の理想の読書環境を整えるために、扱いやすい端末を探してみてくださいね。

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