電子書籍をPayPal決済できるストアやメリット・デメリットについて

PayPayとよく名前の似た「PayPal」という決済サービスを知っていますか?電子書籍ストアの決済方法としてペイパルを使いたいと思っている人もいるでしょう。「PayPay対応のお店かと思ったらPayPalだった」なんて、経験のある方も多いかと思います。

 

PayPalは海外などでも有名な決済サービスとなっていますが、では日本の電子書籍ストアで対応しているサイトなどはあるのでしょうか?この記事では、PayPalとはどのようなサービスか、そのメリット&デメリットと実際に使える電子書籍ストアをご紹介します。

 

PayPalとはどんな決済サービス?

PayPalは1998年にアメリカで誕生した老舗の決済サービスです。「ユーザーが個人情報(支払い情報)を店舗に伝えることなく、安心して決済できること」を実現したサービスで、決済代行業者のような働きをしてくれます。

 

具体的には、ユーザーは最初に「PayPalアカウント」を作成し、このアカウントに支払い情報を登録しておきます。以後、PayPalに対応したストアであれば、ユーザーは該当ストア内でPayPalアカウントにログインするのみで、店舗に支払い情報を知らせず決済できるようになります。

 

「ユーザー→PayPal→店舗」という流れでPayPalが間に入り、決済を代行してくれるイメージです。ネットショッピングでは「このサイトにクレジットカードの番号を入れても大丈夫かな…?」と不安になる、信頼できるかわからないサイトも多いもの。

 

多くのサイトに支払い情報を伝えたくない方も含め、セキュリティ意識の高い方におすすめのサービスです。日本でも決済手段として通販サイトなどあらゆるサービスがペイパルを導入しています。

 

ペイパル公式サイト

 

PayPalで支払いをするメリットやデメリット

安全性が高い

最大のメリットはやはり安全性が高いことです。上述の通り、PayPalを利用するとユーザーの支払い情報が店舗に伝わりません。カード番号や銀行口座の詳細など、大切な情報はPayPalにのみ伝えればOK。

 

ネットショッピングをたくさん楽しむ方でも、多数のストアに個人情報をばらまくことなく、安心して決済できます。複数のストアにクレカ番号を入力していると、万が一の不正利用時にも、どこで流出したかわかりにくくなってしまいます。

 

加えて、不正利用後に新カードをあらためて各ショップに登録する手間もかかり、とても面倒な状況に追い込まれてしまうことも。PayPalを使えば、このようなリスクも最小限にできますよ。

 

クレジットカードがなくても利用可能

クレジットカードがない方も含め、誰でも簡単に利用できる点もPayPalのメリットです。PayPalに登録できる支払い方法は、銀行口座&クレジットカード&デビットカードのいずれかの引き落とし。

 

銀行口座さえ所有していれば、支払い事故を起こしてブラック扱いとなっている方など、クレカが持てないケースでも利用できます。また、いずれの決済方法を選んでも国内利用であれば手数料などは一切かかりません。

 

クレカの場合は各カードが独自に定めているポイントも通常通り貯まります。PayPalの利用により、還元率が下がるなど金銭的に損をする心配はありません。

 

決済方法がとてもスムーズ

他の決済サービスと比較して、決済の流れが簡単なのもPayPalの魅力です。決済時に必要な手順は、PayPalアカウントの「ID(メールアドレス)+パスワード」を入力するのみ。QRコードを読み取るなどの手間さえなく、後は自動で完了します。

 

また、自分がよく利用するストアで「ワンタッチ決済機能」をあらかじめONにしておけば、IDとパスワードの入力さえ不要です。文字通りログインボタンをワンタッチするだけで決済することもできます。

 

IDやパスワードの管理が面倒

一方で、IDとパスワードを入力するだけで良い点はデメリットにもなりえます。IDとパスワードを第三者に知られてしまえば、それだけで不正に決済される可能性があり、人に知られないよう厳重に管理しなければいけません。

 

他サービスのログインIDやパスワードと同じ気分で取り扱っていると、思わぬトラブルに見舞われうるため要注意です。

 

決済できないサイトも多い

PayPalは全世界2400万件以上のストアで利用でき、実際に3億人以上の利用者が存在する大手サービスです。しかし日本では、残念ながらPayPayやd払いなどの有名な決済方法と比べて、知名度で劣っています。

 

クレジットカードは使えるがペイパルは使えない、というサイトも多く、実際ペイパルを使える電子書籍ストアは一部のストアのみとなっており、電子書籍ストア以外でもまだまだそれほど多くない印象です。

 

分割払いが出来ない

PayPal単独で分割払いができず、一括払いにしか対応していない点もデメリットです。クレジットカードでPayPalを使うのであれば、カード側の設定で分割にできるケースも多いですが、銀行口座やデビットとの連携では基本的に一括払いとなります。

 

分割を希望しているのであれば、ほかの決済方法を検討しましょう。

 

PayPalで支払い可能な電子書籍ストア一覧

DMMブックス

最近はあらゆる事業を手掛けているDMMですが、そのサービスの一つとして「DMMブックス」という電子書籍ストアがあります。コミックやライトノベルはもちろん、DMMならではのオトナ系の書籍などまで多様なジャンルの作品を取り揃えています。

 

決済方法はPayPalが使え、さらにビットキャッシュや各種キャッシュレス決済まで対応した、いろいろなお支払い方法を選択できるサービスとなっています。購入作品のレビュー投稿により10ポイントがもらえるなど、お得な施策も多く、使い込むほどに割安で書籍を楽しめるサイトです。

 

また2021年12月現在、DMMブックスでは「新規ユーザーなら70%OFF」 のポイント還元キャンペーンを開催中です。初めての利用にぴったりなタイミングとなっています。

 

ブックウォーカー

2021年12月3日で11周年を迎えた老舗で、電子書籍の数は約91万冊以上もの作品を取り扱っています。ブックウォーカーはペイパルをはじめとする多様な決済に対応しているうえに、安心して電子コミックを楽しみたい方にとって、最有力候補になりえるストアです。

 

メディア化された話題作から往年の名作まで簡単に見つかるのが魅力です。不定期に20~50%ほどのポイント還元や値引きイベントを行うなど、割引率が高いのもポイント。初回購入の場合は購入金額の半額が還元されるキャンペーンを常時開催しており、好きなタイミングで利用を開始しやすいのも嬉しいですね。

 

Amazon Payや図書カードNEXT、nanaco払いなど他の電子書籍ストアではなかなか見かけないようなお支払い方法も選択できますが、一部の支払い方法はクーポンの併用が出来ないなど弊害があったりしますので、お得ではない場合は違う決済方法で対処するといいでしょう。

 

コミックシーモア

電子コミックを取り扱うストアとして、屈指の知名度を誇るのがコミックシーモアです。全87万冊以上の作品を取り扱っており、ジャンプやマガジンなどの大手少年誌掲載の作品から、BLやTLなどのマイナージャンルまで、幅広いコミックが手に入ります。

 

コミックシーモアは決済方法としてPayPalに対応していますが、それ以外の決済方法も非常に多く優れたストアですのでお勧めですが、残念なことにPayPalはオトナ作品やその他一部書籍の購入に対応していないので、全ての書籍の決済が出来る訳ではありません。

 

レンタ

最近はそこまで珍しくないですが、昔に「電子書籍のレンタルができる」という画期的なサービスを開始したストアがレンタです。レンタルなので価格も通常より控えめで、100円以下で借りられる作品も多数。話題作を安く手軽にチェックできます。

 

少しだけ気になる作品がたくさんある、そんな方にユニークなストアのレンタがぴったりです。支払い方法はPayPalの他、TポイントやEDY、Google Play決済まで対応しているストアで、決済方法はなかなか多いです。ポイント制なので事前にポイントを購入する流れで利用することになります。

 

Gihyo Digital Publishing

Gihyo Digital Publishingは株式会社技術評論社の取り扱う書籍をデジタルで販売している公式ストアです。複数の出版社の作品をまとめて扱ういわゆる「電子書籍ストア」ではなく、技術評論社で発売した書籍・雑誌に限って提供されています。

 

情報処理関係の資格試験の解説本など「技術」にまつわる作品が多いのが特徴です。IT関連の学校に通っている方や、その道に進みたい方は重宝するでしょう。基本的に決済方法はペイパルのみ対応していて、その他の電子マネーなどの決済方法は対応していません。

 

よって、Gihyo Digital Publishingを利用するならペイパルのアカウント所持が必須となります。専門的な電子書籍ストア、と思っていただけたらと思います。

 

コンテン堂

電子書籍ストア全般の中でも、個性豊かでユニークなサービスを提供しているのがコンテン堂です。コミックや小説などの一般的な作品はもちろん、マニア向けの専門書などにも対応。なかには音の鳴る絵本などの他サイトでは見かけない作品も。

 

「こんな電子書籍もあるのか!」と見ているだけでも楽しめます。ストアにはワードサーフィンと呼ばれる独自の検索機能もあり、指定したワードを書籍本文の中まで検索して見つけてくれます。自分では想像もできなかった書籍とも出会いやすいです。

 

ペイパルやクレジットカード、WebMoney、BitCashと4つの支払い方法に対応しています。

 

O’Reilly Japan

O’Reilly Japanも上記のGihyoと同様に、デジタル技術関連の書籍に強みを持つサイトです。外国の作者が出版した本を日本語翻訳して提供している作品が多く、例えばAI技術の活かし方など、気になる話題の最新の知見をチェックできます。

 

また、O’Reilly Japanの作品はいずれもDRMフリーで提供されています。自分や家族の利用であれば自由にコピーできるのも魅力です。Gihyo同様、ペイパルしか支払い方法が対応していません。

 

達人出版会

Gihyoと同じく、自社の販売する作品の電子書籍版に限って提供しているのが達人出版会です。IT関連の書籍を取り扱っており、読者の利便性を追求する目的からDRMはかかっていませんので、自由度の高い電子書籍ストアです。

 

しかし、残念ながら取り扱い作品数が少なくジャンルも限られています。専門領域の勉強がしたい方以外は、あまり利用する機会はないでしょう。漫画などのジャンルは一切ありません。

 

まとめ

この記事ではPayPalについて、特徴やメリット&デメリット、実際に使える電子書籍ストアをご紹介しました。対応しているサイトこそ少ないものの、PayPalは手数料もかからず安全な決済を実現できる魅力的なサービスです。

 

個人情報の流失が不安な方は、ぜひ活用してみてください。

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