電子書籍でストア同士や紙書籍の値段が違う理由!お得な買い方はどれ?

今では電子書籍がどんどん主流となってきており、そろそろ電子書籍を購入してみようかなと考えている方も多くなってきています。そこで疑問があると思いますが、実は同じ電子書籍でもストア同士によって値段が違う場合があり、それに加え電子書籍は基本的に紙書籍と値段が違うのです。

 

この値段の違いについてすごく気になっている方は多いでしょう。価格というのは購入するかしないかを選択する重要な指標となっているので、出来ればお得に買いたいと誰でも思うでしょう。なるべく節約しつつ、書籍を買うことができれば嬉しいですよね。

 

この記事では、電子書籍のストア同士の値段が違う理由から紙と電子書籍の定価が異なる理由、本屋で割引が行われない理由など、書籍の値段にまつわる疑問と答えをご紹介します。

 

電子書籍と紙書籍の値段(定価)が違う理由

一般的に、電子書籍は紙の書籍と比較して7~8%ほど低い定価が設定されています。基本的に電子書籍の方が安い値段設定になっており、価格のお得さで言えば電子書籍となります。以下は例として、Amazonで販売されている人気書籍の定価の違いについてご紹介します。

 

※Amazonで販売中の書籍(2021/11/30日)

作品名 電子書籍 紙書籍
鬼滅の刃 418円 440円
東京卍リベンジャーズ 462円 495円
世界のお金持ちが実践するお金の増やし方 1386円 1540円
空のふしぎがすべてわかる! すごすぎる天気の図鑑 1238円 1375円

 

ではなぜ電子書籍の方が安いのか?このように価格が異なる理由は色々とありますが「紙と比較して人件費や印紙代がかからないので、コストを安く抑えることができるから」だと言われています。また電子書籍は紙と異なり、返品や破損のリスクがないのも大きな特徴。

 

そして後述しますが再販制度が電子書籍にはありません。価格を低めに設定するための土台が揃っており、実際に、少し安価な値付けが一般的となっている形です。では「紙書籍は安くならないの?」という疑問が生まれる方も多いと思います。実は紙書籍は安くなりません。その理由を以下で説明してみました。

 

紙書籍が安くならない理由は?

本屋で売られている紙書籍の値段はコンビニでも大型ショップでもネットショップでも変わりません。例えば食料品であれば、大型スーパー・個人店・コンビニなど店舗によってまったく価格が異なるのに、なぜか紙の本だけは一律同じ価格となっているので不思議ですね。

 

実は、本の価格は再販制度(定価販売制度)と呼ばれるルールで縛られており、各ショップが自由に値段を決めることが禁止されています。出版社が最初に定価を決定し、すべての本屋はその価格でのみ提供できる制度です。特権的にも聞こえる制度ですが「本」という商品の特性から、現在のところは独占禁止法でも認められています。

 

例えば10年以上前に販売された書籍であっても、新品で購入する場合は「当時の税抜き定価+現在の消費税」で販売されています。この価格は本屋がわざと高値に設定しているのではなく、出版社側から改定の申し出がない限りは変更できないのです。

 

ただ、実質は少し割引になる場合もあります。例えば現金以外の決済方法、クレジットカードやキャッシュレス決済などでお支払いすれば、ポイント還元などを受けられるので決済方法によっては、実質定価よりも安く買えるのですが、1%程度ですのでそこまで安くならないのが現状です。

 

電子書籍ストアによって値段が違う理由

先ほど紹介した紙の本が適用となる再販制度は、電子書籍の価格の話をする上で非常に重要な要素です。というのも、再販制度は「紙の書籍のみを対象」としており、電子書籍は対象になりません。つまり、電子書籍ストアは書店では行えない各ストア独自の割引が許されています。

 

電子書籍ストアごとに書籍の実質的な販売価格が異なるケースが多いのは、これが理由です。ただ、基本的な販売価格は電子書籍ストアもほとんど同じですが、サービスによってな大型の割引施策(クーポン・キャンペーン)が行われていますので、実際は割引価格で買えるケースが多いのです。

 

実際に電子書籍ストアを覗いてみると、有名な漫画などでも10%や20%OFFは当たり前で、ときには50%も超えるような値段で買えることもあります。「電子書籍は紙の書籍とそこまで値段が変わらない」というイメージも根強いですが、本当は上手にストアを選べば圧倒的に安いのです。

 

現在、電子書籍ストアは二極化になりつつあり、割引などの施策が多いストア、割引などがほとんど期待できないストアと分かれていますので、コミックや書籍を安価に楽しみたいのであれば、割引施策の多い電子書籍ストアを探して利用しましょう。

 

電子書籍は無料で読めるマンガも多い

メリットとして電子書籍には無料で楽しめる作品もたくさん存在します。特に電子書籍の代表的な存在でもある「漫画ジャンル」の書籍は無料作品専用のサイトまであり、ラインナップも豊富です。ここでは無料の電子書籍で有名なサイト「青空文庫」と「マンガ図書館Z」をご紹介します。

 

青空文庫とは?

青空文庫とは「本を電子化して、誰でも読めるようにしておくと面白い」という理念のもとに誕生した、インターネット上の電子図書館のようなサイトです。1997年誕生と非常に歴史が古く、著作権切れや著者が無料で公開することに同意した作品を取り扱っています。

 

「文庫」の名前通り、ラインナップはマンガではなく文章による書籍です。作品はテキストファイルのダウンロードかWeb上(XHTML形式)でそのまま閲覧でき、どれだけ読んでも料金はかかりません。有名作家の書籍も多く、例えば2021年11月時点で夏目漱石の作品は110点公開されています。

 

偉大な文豪の名作を無料で楽しめる嬉しいサイトです。

 

青空文庫のサイトへ

 

マンガ図書館Zとは?

無料でマンガを読めるサイトを探している方にぴったりなのが、マンガ図書館Zです。「ラブひな」や「魔法先生ネギま!」で有名な漫画家“赤松健”氏が監修しているサイトで、著作者や出版社から権利を得たマンガを掲載しており、現在は16,201冊以上が無料で楽しめます(一部R-18作品等を除く)。

 

マンガ図書館Zの特徴として、作品と一緒に広告が表示され、その広告の収入は作者にも分配されます。無料でマンガを楽しむだけで自然と作者にも貢献できる、誰にとっても嬉しいサービスです。そのほか、無料で読んで楽しかった作品はPDFで購入もでき、こちらの売り上げも作者へと分配されます。

 

マンガ図書館Zのサイトへ

 

実は紙書籍が安くなるケースがある

もし「安く楽しむこと」にのみ特化して書籍を探しているのなら、一番良い方法は古本を買うことです。上述の通り、電子書籍ストアでも大型割引は行われていますが、古本は例えば大手のブックオフなどでは、コミック1冊100円程度でも当たり前に売られています。

 

電子書籍や新品の本よりも古本の方が安い場合が多く、特に紙の本が好きという方に向いていますが、古本は汚れがあったりデメリットも少しはあるので、新品が好きな方は向いていない買い方になるかもしれませんが、値段については安いのでおすすめとなります。

 

今ではメルカリなどのフリマアプリを使えば、まとめて全巻セットなど激安価格で古本を入手することも可能です。普通に本を買うのとは比べ物にならないほど安価に楽しめるので、古本を購入する場合は媒体なども気にしておくといいでしょう。

 

古本は作者に還元されない?

好きな漫画家がいて応援したい!と思っている場合は古本を買うのはおすすめできません。というのも、新刊で購入した場合は作者に印税等で還元されますが、古本で買ってしまうとまったく還元されませんので、そのような気持ちがあるのであれば古本はやめておくのがいいでしょう。

 

作者に還元、という意味では中古の存在は害になっており「本当に応援している作者のためなら不要になった本は売るのではなく捨てるべきだ」とする意見さえあります。どの購入方法を選ぶかは自分次第ですが、まずは古本で購入する場合も、本当に面白いと感じた後には新刊で買い直してあげる、なんていうのも素敵かもしれません。

 

結論!どの方法で書籍を買うのがお得?

色々とご紹介してきましたが、古本ならあらゆる書籍は安く買えるので一番お得とは思いますが、一部の電子書籍では無料で読めたりする書籍もあるので、一概に古本がお得と言えない部分あるので、最も適した方法としては「使い分け」をすることがお得に読める方法でしょう。

 

例えば無料で読める書籍は電子書籍を利用して読み、有料でしか販売されていない書籍は古本もしくは安く買える電子書籍ストアで購入する、という方法もいいでしょう。使い分けをすることでお得に書籍を読めるので、紙と電子の両立をするのがベストです。

 

そうなれば新品の紙書籍を買うのが一番お得ではない、となりますが新品の書籍を買うのは作者を応援する意味もありますし、新品ならではの味わいもあるので何とも言えない部分もありますが、好きな作者の書籍は新品で購入し、興味がある書籍のみ古本もしくは電子書籍で購入と使い分けをするのもいいですね。

 

電子書籍と紙書籍の値段はほとんど同じという意見もある

一方で、インターネット上では「電子書籍と紙書籍の値段はほとんど同じ」「電子ならもっと安くできるはずなのにおかしい!」という声も耳にします。実際には上記のように定価で約7%程度異なりますが、本の印刷にかかりそうなコストを想像すると、確かにもっと安くできるのでは……とも考えたくなります。

 

実は、これは町にある実店舗の本屋を守るために、あえてこの程度の価格差に抑えていると言われています。過去に評論家の岡田斗司夫(おかだとしお)氏は「電子書籍はおそらく紙の書籍の1/3程度の価格に設定できる」と語っており、しかしそうした場合には「紙の書籍の価格を3倍にあげなければならならなくなる」とも言及しました。

 

具体的な理由についての解説はありませんでしたが、例えば600円の書籍であれば電子は200円、紙は1800円ほどになる計算です。これではほとんどの方が電子書籍を選び、実店舗の書店は潰れてしまいます。中には「潰れてしまえば良い」という意見もネット上で見かけたりします。

 

しかし実際に書籍を取り扱う現場の方々にとってはそうもいきません。現在のところ、電子書籍のみ定価が劇的に下がる可能性は低そうです。

 

新作入荷も紙書籍の方が優遇?
ちなみに、同様に書店を守るための施策として、同じ作品なのに電子の方が紙よりも後に発売されるケースも見られます。
こちらはより売れ残りが負担となる、紙の本の在庫を少しでも捌くための方策です。最近では電子と紙が同時に発売される作品も増えましたが、まだまだ一部では不満の声も上がっています。

 

まとめ

この記事では電子書籍と紙書籍の値段が異なる理由や、なぜ書店で割引がされないのかなどをご紹介しました。高いと言われがちな電子書籍ですが、実際には各種割引キャンペーンの活用により、紙とは比較にならないほど安価に新作を楽しめます。

 

古本と異なり作者にもしっかりと還元されるため、好きな作品を応援したい方にもぴったりです。割引施策の多さにこだわりながら、自分好みの電子書籍サービスを見つけてくださいね。

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