電子書籍を大きなテレビやモニターで見る方法

スマートフォンやタブレットで電子書籍を読むのは手軽ですが、ときには迫力が足りず「より大きな画面で見たい!」と感じることもあるかと思います。そんな時には、手持ちのテレビやパソコンモニターと接続すれば、簡単に大画面で楽しめますよ。

 

電子書籍を大画面で読むとより一層細部までくっきり見えるので、すごく迫力が増します。ただ、設定方法などがとても面倒だったらもういいか、と諦める人もいると思いますが、実はすごく簡単な方法で設定することが出来るのでおすすめです。

 

もちろん電子書籍を楽しむ以外の用途も使え一石二鳥です。この記事では、スマホやタブレットをテレビ&モニターに接続するのに必要な道具や具体的な手順について、有線・無線あるいはAndroid・iPhoneなど、シチュエーション別に解説します。

 

電子書籍をテレビやモニターで読む手順

早速ですが、スマホやタブレットの電子書籍ををテレビやPCモニター等で読む方法としては「有線」か「無線」による接続方法があります。有線というのは「HDMIケーブル」などを使って接続する方法。今の時代では原始的?と思われるかもしれません。

 

無線接続とはその名の通り、ケーブルなどを利用しないでWi-Fi接続を利用して接続する方法です。一度接続さえできれば、電子書籍に限らず、スマホ・タブレットのコンテンツの全般を大画面で楽しめるようになります。

 

ちなみに、スマホの画面を液晶ディスプレイなどに映す機能のことをミラーリングと呼ばれています。では、それぞれの接続に必要な道具と方法を見ていきましょう。

 

HDMIと似たDisplayPort端子を使う手もありますが、HDMIの方が一般的であること、手順がほぼ共通(コードが違うのみ)であえてDisplayPort端子使うメリットが存在しないことから、今回は触れない形としております。

 

有線でテレビやモニターに接続する方法

まずは、有線でスマホやタブレットをテレビやモニターに接続する方法です。有線接続をする場合、テレビのHDMIと呼ばれる端子を使って直接デバイスとテレビを接続します。デバイスとテレビを物理的に近づける必要こそあるものの、接続が簡単で画面表示も安定しやすいおすすめの方法です。

 

Android編

Android搭載のスマホ&タブレットの場合は、デバイスの対応端子が「USB Type-C」と「micro-USB」のどちらかによって、多少必要な道具や手順が異なります。まず一番先にお使いのスマホやタブレットの対応端子を調べておきましょう。

 

また後述しますが、注意点としてAndroid端末をテレビなどに有線接続する場合、搭載端子ごとにそれぞれ以下の「外部に映像を出力する機能&モード」に対応している必要があります。

 

【USB Type-C端末で必要なもの】

  • 電子書籍の入ったAndroidデバイス
  • 接続先となるHDMI端子のあるテレビ
  • USB Type C to HDMI変換ケーブル

 

USB Type C to HDMI変換ケーブルは家電量販店などであまり売っていないので、アマゾンなどの通販サイトで買うのが一番楽でおすすめです。以下のような商品があり約1400円程度で買えます。

 

USB Type C to HDMI交換ケーブル USB3.1 Type C Thunderbolt 3 to 4K映像出力 1.8mケーブル アダプタ MacBook Pro/MacBook Air 2018/USB C デバイス等対応

 

【USB Type C対応端末でテレビと有線接続する手順】

STEP.1
Androidデバイスに挿す
デバイスに「USB Type C to HDMIケーブル」のUSB側を挿します。
STEP.2
テレビのHDMI端子に挿す
ケーブルのHDMI側をテレビに繋ぎます
STEP.3
テレビの入力を切り替える
リモコン等でテレビの入力をHDMIに切り替えれば完了!

 

※USB Type-C端子のAndroidについてはDP ALTモード(DisplayPort over alternate mode)機能が搭載している端末のみミラーリングが可能です。対応機種についてはこちらのサイトを参考に。

 

【micro-USB端末で必要なもの】

  • 電子書籍の入ったAndroidデバイス
  • 接続先となるHDMI端子のあるテレビ
  • micro-USB to HDMI 変換アダプタ
  • HDMIケーブル

 

STEP.1
変換アダプタをデバイスに挿す
Androidデバイスに「micro-USB to HDMI 変換アダプタ」のUSB側を挿します。
STEP.2
HDMIケーブルを挿す
アダプタやテレビのHDMI側に「HDMIケーブル」を挿す
STEP.3
テレビの入力を切り替える
リモコンでテレビの入力をHDMIに切り替えれば完了!

 

micro-USB端子のAndroid端末はMHL(Mobile High-Definition Link)機能が搭載している端末でしかミラーリング出来ません。対応機種についてはこちらのサイトが参考になります。

 

アンドロイド端末は少しややこしい感じもしますが、端子部分で準備する物が異なると思っておいた方が分かりやすいです。ミラーリング対応の有無は実際にコードで繋いでみるか、対応機種を調べてみるといいでしょう。

 

人気があったり発売年が新しめだったりするデバイスでも非対応な場合もあります。もし有線で接続する方法がややこしいと思うのであれば、後述する無線接続する方法を選びましょう。

 

iPhone&iPad編

iPhone&iPadの場合も、Androidとほとんど同様の流れです。iPhoneはUSBではなくLightning端子を搭載している点に注意する必要があります。

 

【Lightning端子で必要なもの】

  • 電子書籍の入ったiPhoneもしくはiPad
  • 接続先となるHDMI端子のあるテレビ
  • Lightning – Digital AVアダプタ(Lightning to HDMI 変換アダプタ)
  • HDMIケーブル

 

Lightning to HDMI 変換アダプタはアマゾンでも売っていますが、2022/01/06日現在、楽天の方が安い商品があり約1000円程度で売っていました。以下の商品はアマゾンで販売していた商品となります。

 

【 設定不要】HDMIケーブル phone hdmi変換ケーブル1.8m Digital AV変換アダプタ Phone/Pad/Podをテレビ出力 ライトニング HDMI接続ケーブル iOS11、12、13、14 YouTube TV出力

 

STEP.1
アダプタをデバイスに挿す
デバイスに「Lightning – Digital AVアダプタ」のLightning側を挿します。
STEP.2
HDMIケーブルを挿す
アダプタやテレビのHDMI側に「HDMIケーブル」を挿す
STEP.3
テレビの入力を切り替える
リモコンでテレビの入力をHDMIに切り替えれば完了!

 

Lightning – Digital AVアダプタは、Appleの公式ストアでも販売されていますので、純正部品が欲しい方は公式ストアで購入するといいでしょう。なお、LightningではなくUSB Type-C対応のiPadは、Android(USB Type-C対応)の場合とまったく同じ手順でOKです。

 

iPhoneの場合はアンドロイドとは異なり、対応機種も豊富になっているのでそこまで心配する必要はなさそうです。変換アダプタを購入する際に、一応対応機種は調べておきましょう。(商品ページに記載されています)

 

無線でテレビやモニターに接続する方法

続いて、無線で接続するために必要な道具と手順を見ていきましょう。無線接続の場合には「セットトップボックス」と呼ばれる「端末とテレビをWi-Fiで繋ぐための専用グッズ」を使う手があります。代表的なのは以下の2種類です。

 

  • Chromecast
  • Fire TV Stick

 

また、対応テレビを持っていれば「AirPlay」と「Miracast」と呼ばれるストリーミング技術を活用するのも有効です。それぞれ順番にチェックしていきましょう。

 

Chromecastで接続する

ChromecastはGoogleが提供するセットトップボックスです。テレビのHDMI端子に繋げる丸い形をしたアイテムで、スマホやタブレットとのWi-Fi 接続により、端末の画面をテレビに表示できます。実はGoogle提供ながらAndroidだけでなく、iPhoneやiPadでも使用できるのが特徴です。

 

【必要なもの】

  • 電子書籍の入ったデバイス
  • HDMI端子のあるテレビ
  • Chromecast
  • Google Home アプリ(無料)

 

【Chromecastでの接続方法】

STEP.1
Google Homeアプリをインストール
事前準備としてデバイスにGoogle Homeアプリを入れておきます。
STEP.2
ChromecastをテレビのHDMI端子に挿す
HDMI端子にChromecastを挿します
STEP.3
Wi-Fiネットワークに接続
Chromecastとデバイスを同じWi-Fiネットワークに接続します。
STEP.4
デバイスでGoogle Homeアプリを開く
アプリで「画面をキャスト」をタップし、接続先のテレビを選択すれば完了!

 

Fire TV Stickで接続する

Fire TV Stickは大手通販サイトAmazonが提供しているセットトップボックスです。Chromecast同様にテレビのHDMI端子に挿すアイテムで、こちらはUSBメモリのような形をしています。

 

Amazon Videoなどの動画を見るだけなら、挿してインターネット接続するのみでOKですが、デバイスの画面をテレビに移すためには少し複雑な手順が必要です。簡単に済ませたい方は、ほかの方法をおすすめします。

 

【必要なもの】

  • 電子書籍の入ったデバイス
  • HDMI端子のあるテレビ
  • Fire TV Stick
  • AirReceiver(iOSのデバイスのみ。有料アプリ)

 

【Fire TV StickでのAndroid端末の接続方法】

STEP.1
テレビのHDMI端子に挿す
Fire TV Stic」をテレビのHDMI端子に挿します。
STEP.2
Wi-Fiネットワークに繋げる
アンドロイドデバイスと「Fire TV Stick」を同じWi-Fiネットワークに繋げます。
STEP.3
ミラーリング待機モードにする
Fire TV Stickのホームボタンを長押しすると待機モードになりますので設定します。
STEP.4
スクリーンキャストをON
デバイスの「設定」からスクリーンキャストをON状態にします。
STEP.5
画面がテレビに表示
自動で接続済みになり端末の画面がテレビなどに表示されます!

 

【Fire TV StickでのiOS端末の接続方法】

STEP.1
AirReceiverを準備
デバイスでアプリ「AirReceiver」を購入し、インストールします。
STEP.2
Fire TV Stickを挿す
Fire TV StickをテレビのHDMI端子に挿します。
STEP.3
Wi-Fiネットワークに繋げる
デバイスと「Fire TV Stick」を同じWi-Fiネットワークに繋げます。
STEP.4
AirPlayの項目をチェック
アプリ「AirReceiver」を開き、「AirPlay」の項目にチェックを入れます。
STEP.5
ホームボタンを長押し
「Fire TV Stick」のホームボタンを長押しして、ミラーリング待機モードにする
STEP.6
メニュー画面からミラーリングを設定
デバイスのホーム画面で、下から上にスワイプして「メニュー画面」を出し、「画面ミラーリング」を選択。
STEP.7
AFTT-1を選択
最後にデバイス画面に表示される「AFTT-1」を選択すれば接続完了!

 

AirPlayで直接接続する

AirPlayはAppleの提供する無線接続技術です。Apple TVや「AirPlay 2」に対応したスマートテレビがあれば、iOSデバイスを無線で繋ぎ、画面のミラーリングができます。実は、上記の「Fire TV Stick」でiOS端末を接続する際に利用した通信方法も、遠回りながらAirPlayです。

 

AirPlay自体は、対応デバイスさえ揃っていればとても簡単に接続できます。

【必要なもの】

  • 電子書籍の入ったデバイス
  • Apple TVもしくはスマートテレビ(AirPlay 2対応)

 

【AirPlayでの接続方法】

STEP.1
Wi-Fiネットワークに接続
デバイスとテレビを同じWi-Fiネットワークに接続します。
STEP.2
メニュー画面より設定をする
デバイスのホーム画面で「メニュー画面」を出し「AirPlay」あるいは「画面ミラーリング」の項目を押す。
STEP.3
テレビ名を選択
デバイス画面に表示される自分のテレビ名を選択すれば接続完了!

 

Miracastで直接接続する

Miracastは「Wi-Fi Alliance」と呼ばれる組織が作成した無線通信技術です。別名「ワイヤレスHDMI」とも呼ばれ、大まかにはAirPlayの親戚のような存在に当たります。こちらも実は「Fire TV Stick」でAndroid端末を接続する際に使用していた通信方法がMiracastです。

 

Miracastの大きな特徴として、直接テレビとAndroidデバイスを無線接続するため、Wi-Fiネットワークがない方でも利用できます。手順と必要な道具は以下の通りです。

 

【必要なもの】

  • 電子書籍の入ったデバイス
  • Miracast対応TV、あるいはAndroid TV

 

【Miracastでの接続方法】

STEP.1
MiracastをON
テレビの入力切り替え画面を表示し、MiracastをONにする。
STEP.2
デバイスの設定を変更
デバイスの「設定」→「スクリーンキャスト」へ進みONにする
STEP.3
設定完了
テレビとデバイスが自動接続され、画面が表示される!

 

ミラーリングアプリを使う手段もある
また、モニターだけでなくパソコンもあるのであれば、ミラーリングアプリを使えばより手軽に画面を同期できます。例えばiPhoneなら「LetsView」などのアプリ、Androidなら「AirMore」が有名ですが、一部アプリは広告が入るアプリもあります。

どちらの場合も、パソコン及びデバイスにアプリをインストールして、それぞれから「画面ミラーリング」に関するボタンを押すのみで完了します。テレビとの接続に比べて簡単なので、ぜひ試してみてください。

 

電子書籍をテレビやモニターで読むのはイマイチ!?

個人的にですが実際に使ってみて電子書籍をテレビやモニターで読むのはイマイチだと思いました。基本的にスマホ等の画面をそのままテレビに映す、ということでテレビの画面を見ると確かにスマホよりも大きなサイズなので迫力を感じられます。

 

しかし、ページめくりなどはスマホを操作しないといけないので、スマホ操作→テレビを見るという流れになってしまい、少し煩わしいような感じです。慣れるとそこまで違和感はないと思いますが、ユーチューブなどの動画を視聴するのが最適かもしれません。

 

簡単なのは、パソコン対応の電子書籍ストアを使うこと

アプリを入れたり、変換ケーブルのような物を買ったりするのは少し面倒かも……そんな方には、パソコン対応の電子書籍ストアを利用するのがもっともおすすめです。パソコンからも閲覧できる電子書籍ストアを活用すれば、わざわざスマホとモニターを連動させる必要もありません。

 

今ではPCモニターというと、大画面モニターを使っている方が多いでしょう。それぞれの端末からストアを開くのみで、出先ではスマホから気軽に、自宅ではパソコンから大画面でといった使い分けができます。

 

最近では大手の電子書籍ストアであれば、当たり前のようにパソコン・スマホ両方に対応しています。まずは自分の使っているストアがパソコンに対応しているかチェックしてみましょう。

 

まとめ

この記事では電子書籍をテレビやモニターで見るための方法について、シチュエーション別にご紹介しました。慣れてしまえば有線・無線どちらでも簡単に接続できますが、もっとも手軽なのはパソコン対応の電子書籍ストアを使うことです。

 

自分好みの方法で、大画面で電子書籍を楽しんでくださいね。

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