電子書籍を家族や友人と共有する方法や注意点を徹底解説!

学生・社会人・主婦に至るまで、当たり前に利用する方が増えた電子書籍。しかしデメリットとして電子書籍を買って読むことは自分だけが楽しむような形になってしまい、貸し借りが出来ないと思われている方も多いはず。

 

「面白かった本を兄弟や両親に勧めるなど、家族や友人と共有できたら便利なのに…」なんて感じたことはありませんか?紙書籍ではそのまま本を貸すだけで済みますが、電子書籍の場合はどうやって貸すの?と疑問が湧いてきますよね。

 

他にも電子書籍を貸し借りするのは違法では?など不安がある人もいると思いますので、この記事では、電子書籍を家族や友人とシェアする方法や、共有のメリット・デメリットから注意点まで詳しく解説致します。

 

電子書籍を家族と共有するならマルチデバイス機能を使う

電子書籍を家族と共有する方法は簡単で、誰でも手軽に行えます。人によっては「紙の書籍を順番に回し読みしていたころよりも便利!」とする意見があるほどです。共有方法は大きく分けて2種類あります。

 

しかし最も最適な方法としては「マルチデバイス機能を利用する」のが一番おすすめで活用すれば簡単にシェアすることが出来ます。マルチデバイス機能?って何?と思われる方も多いでしょうけど、言葉の意味はすごく簡単。

 

マルチデバイス機能とは、ひとつのアカウントのデータを複数の端末から利用できるシステムのこと。例えばアカウントAで購入した書籍を、スマホA・スマホB・タブレットAなど、異なる端末から同じように閲覧できる仕組みです。

 

但し、注意点としてマルチデバイス機能が対応しているサイトでしか使えないこと。今ではかなり多くの電子書籍ストアが対応しているのですが、中にはまだ対応していないストアもありますので注意も必要です。

 

また、マルチデバイス機能を使うと別途費用がかかるのでは?と思うでしょうけど、一般的にほとんどのストアで追加料金は必要ありません。無料で利用できますので使わなくてはある意味損、とも言えるでしょう。

 

マルチデバイス機能に対応していない場合

マルチデバイス機能がない場合は、古臭いと思われるかもしれませんが物理的に端末自体を家族で共有する手があります。紙の書籍を回し読みするようなイメージです。家族で使いまわす端末を用意する、ということですね。

 

家族で読むための端末(電子書籍リーダーやタブレット)を購入し、各電子書籍サービスに共有用のアカウントを作りましょう。後は通常通り、読みたい人が読みたい時にその端末を使用すればOKです。

 

しかしマルチデバイスに比べると、同時に一人しか読めず、同じ家に住んでいるなど端末を物理的にやりとりできる必要があるなど、いくつかのデメリットは存在します。できるだけマルチデバイス機能の活用を検討しましょう。

 

マルチデバイス機能の主な使い方

使い方はサービスにより異なりますが、大まかな流れは、事前に共有用の新しいアカウントを作り、その後利用したい端末からそのアカウントでログインするのみですので、すぐにシェアすることが可能です。

 

マルチデバイス用のリストに端末が自動登録され、以後は共有アカウントの内容をいつでも楽しめます。まずは、自分の利用したいサービスにマルチデバイス機能があるか確認してみましょう。

 

電子書籍を友人と共有する方法は?

家族で共有できるなら、友人や同僚などと共有すればもっとお得では?と誰でも考えたくなります。特に学生の頃はお金がないので、週刊誌を1冊誰かが買ったらその1冊を読みまわしして節約…なんてこともしていた方もいるでしょう。

 

しかし友人とのシェアについてはルール違反です。ほとんどの電子書籍サービスでは、第三者にIDやパスワードを伝えたり、アカウントの内容を共有したりすることを禁止していますので、基本的に規約違反となります。

 

アカウントの凍結や削除に繋がる重大な違反行為となりますので、絶対に行わないようにしましょう。しかし友人や知人はダメで、なぜ家族の共有はOKなのか?と疑問がある人もいると思います。

 

電子書籍ストアでは「第三者にアカウント内容を伝えたりするのは禁止」という規約になっていますが、争点となるのは「第三者」に家族が含まれているか含まれていないか、という部分でしょう。

 

本来は家族も第三者になるというケースが多いですが、現状は大目に見ている部分があります。家族は身内ですが友人などは明らかに第三者になるのでアウトという認識でいいでしょう。一応、家族でもグレーゾーンもしくはアウトだと思って下さい。

 

マルチデバイス対応の電子書籍サービス一覧

上述の通り、家族間の共有にはマルチデバイス機能を活用する方法がおすすめです。ここでは、マルチデバイスに対応したおすすめの電子書籍サービスをいくつかご紹介します。

 

ブックライブ(対応台数5台)

2021年12月時点で、累計約 623,340タイトル(約1248000冊)もの作品を配信しているのがブックライブです。大手凸版印刷グループが運営しており、数ある電子書籍サービスの中でも信頼性が高いことで知られています。

 

「マルチデバイス」という言葉は使われていませんが、最大5台のデバイスからアクセスできると公表されており、どの端末からも同じ内容を閲覧できるなど事実上マルチデバイス対応のサービスです。

 

しおりやマーカーも共有できますので、例えば「ここの話を読んで欲しい!」という部分も家族へ簡単に伝えられます。

 

イーブックジャパン(対応台数6台)

ソフトバンクユーザーの方にぜひおすすめしたいのが、イーブックジャパン(ebookjapan)です。あのYahoo!が提供しているサービスで、PayPayやYahoo!プレミアムと連動するとお得になる施策がよく行われています。

 

上手に利用すれば、安価にたくさんの書籍を購入できま。公式ページやヘルプではマルチデバイスに触れられていませんが、調査した結果、最大6台までの端末を登録できる仕組みとなっています。アプリではたくさんの無料まんがも用意されています。

 

まずは一度無料分だけでも試してみてはいかがでしょうか?

 

コミックシーモア(対応台数5台)

17年以上の歴史を誇る老舗サービスで、過去の名作から最新のコミックまで対応しているコミックシーモア。あのNTT西日本の子会社ということで、大手で安心感もばっちりの電子書籍ストア。基本的にマンガの取り扱いが多いサイトでもあります。

 

公式では複数の端末で読む方法なども案内されており、マルチデバイス対応サイトということが分かります。最大で5台の端末まで利用可能ですが「巻」ではなく「話」で売られている作品についてはマルチデバイス非対応となっているので少し注意が必要です。

 

DMMブックス(対応台数無制限)

動画で有名なDMMも、最近では電子書籍サービスに力を入れています。各種コミックはもちろん、実用書やライトノベルなど他のサイトと似たような書籍まで取り扱っており、ラインナップが非常に豊富なのが魅力です。

 

また、過去に遡ると2021年3月に初回購入者に対して「最大100冊まで70%OFF」という驚異的な割引キャンペーンを行い、すごく反響がありました。DMMブックスはその時々のキャンペーンを上手に活用することで、安価に多数の電子書籍を買えるような場合もあります。

 

閲覧はマルチデバイスにも対応しており対応台数は無制限、スマホやタブレット、パソコンと複数の端末に対応しています。

 

honto(対応台数5台)

実店舗・オンライン書店・電子書籍サービスの3つが共存した、ユニークなサービスが「ハイブリッド型総合書店honto」です。電子書籍で面白かった本を紙で購入しなおせるなど、電子書籍と紙の書籍の共存を目指したサービスを展開しています。

 

Windows・Mac・iOS・Androidと多数のOSに対応した専用ビューア「hontoビューアアプリ」を提供しているなど、電子書籍サービス単体でも機能は充実していますし、多数のキャンペーンによる電子書籍の割引まで期待できるストアです。

 

またhontoは数少ない「マルチデバイスに対応している」と明言しているサービスです。最大5台まで、安心して書籍をダウンロードして楽しみましょう。

 

Amazon Kindle(対応台数6台)

数ある電子書籍サービスの中でも、恐らくもっとも有名なのがAmazon Kindleでしょう。Amazonプライムの会員なら読み放題のPrime Reading、月額980円で200万冊以上が読み放題になるKindle Unlimited、そして通常の有料購入書籍。

 

これら3つの方式で読書できます。最大の魅力は品揃えの豊富さにあり、市販されているほとんどの電子書籍はAmazon Kindleで見つかるほど。家族それぞれが自分の好きな作品を見つけやすいサービスです。

 

Amazon Kindleは「Whispersync機能」と呼ばれる、複数の端末間で読書の状態(どこまで読んだかなどの情報)を共有できるシステムに公式で対応しています。6台までの接続が可能です。

 

マルチデバイス対応台数をチェック
見落としがちな注意点として、マルチデバイスの対応端末数をあらためて確認しておきましょう。例えば、家族が3人だったとしても、3台で足りるとは限りません。
一人ひとりがスマホとタブレットから利用すれば、それだけで倍の6台です。誰がどのようなデバイスで読む予定なのか、しっかりと話し合っておく必要があります。

 

電子書籍の共有で得られるメリットについて

書籍を2冊買わなくて済む

同じ電子書籍を2冊買わなくてもいい、というのがメリットでしょう。2冊買うとなればお金もかかってしまいますが、同じマンガを楽しんでいる兄弟同士で、「1巻は私が買うから2巻はお願い!」といったように、分担して買い進めることもできます。

 

お金の節約になるのが大きいですね。家族全員がそれぞれ欲しい書籍を買えば、自然と一人で購入するよりも安価にたくさんの本を楽しめます。また、きちんと共有用のアカウントを定めていれば、同じ書籍を家族それぞれが買ってしまう心配もありません。

 

様々な書籍が楽しめる

自分では買うことがなかったであろう、様々なジャンルの書籍を読めるのもメリットです。共有時にはほかの家族が購入した書籍も無料で読めますので「無料なら読んでみたいな…」と少しだけ興味がある程度の本もたくさん楽しめます。

 

自分では想像していなかった、意外なジャンルにハマるキッカケになるかもしれません。男だが少女漫画を読むとはまってしまった…ってことなどもあり得る話となります。

 

書籍を置く場所に困らない

紙の書籍を共有する場合と異なり、置き場所に困らないのも嬉しいポイントです。家族全員分の書籍ともなれば、おうちの中でも相当なスペースを取るもの。専用の書斎があれば良いですが、そのような部屋がない家庭も多いでしょう。

 

そして本棚などで管理するとなれば、定期的に埃などの掃除も必要ですし、放置していると経年劣化による汚れなども目立ちます。家族が多ければ多いほど、メリットを実感しやすくなります。

 

劣化がない

本が劣化してしまう心配がないのも電子書籍を共有する利点です。先ほども少し触れましたが、紙書籍では年月と共に経年劣化は免れないので綺麗な状態を保つために、日々のお手入れなども必要になります。

 

紙の本は日焼けや紙魚(シミ)の発生を防ぐために、定期に風に当ててあげるなど手入れする必要がありますし、湿気なども敵となるので湿気対策や本に溜まった埃なども掃除するなど、なにかと対策が必要でしょう。

 

しかし電子書籍であれば、端末さえ綺麗な状態を保っていればそれだけでOKです。データなので劣化はしませんので、いつでも綺麗な状態で読むことが出来ます。

 

場所を問わずどこでも共有可能

マルチデバイス機能での共有の場合は、家族同士の住む場所に関係なくやりとりできるのも魅力です。マルチデバイスでは出張や単身赴任で遠くに住んでいる旦那や、一人暮らし中の兄弟など、遠方に住んでいる家族同士でも問題なく共有できます。

 

もちろん購入した書籍なども遠くにいても反映されているので、新しく端末に本が追加されているのを見て「元気に過ごしているんだな」と安心できる、なんてこともあるかもしれません。但し注意点として、遠くといっても海外からは利用はできないケースもあります。

 

電子書籍ストアによって異なりますが、海外からの利用は不可となっているサイトも複数あるので、もし該当するようなら事前に調べておくといいでしょう。

 

電子書籍の共有はデメリットも多い

読んだ書籍や買った書籍がすぐ分かる

特に問題となるのが、購入した書籍や閲覧履歴がバレてしまうこと。少し大人向けの書籍であったり、家族には知られたくない趣味の本であったりといった、内緒にしておきたい書籍がある場合には家族での共有は向いていません。

 

ですが個人的にこそッと読みたい書籍がある場合の解決策は簡単です。共有アカウントとは別にプライベート用で自分自身のアカウントを作る、というのが一番いいでしょう。しかし電子書籍ストアによっては「鍵付き本棚」というサービスがあるケースもあります。

 

それなら買った書籍などバレないのでは?と思ってしまうかもしれませんが、例えばブックライブはこのサービスを提供しているのですが、ロックしていてもほかのデバイスからは普通に見えてしまうなど不備も多く、おすすめできません。

 

新たな端末を用意する場合は出費に

電子書籍を家族で共有する専用の端末を新たに購入する場合は、その端末の代金がまるまる出費となります。この時、あまり高額な端末を購入してしまっては、「結局、共有した書籍の料金を考えても、元が取れていないのでは?」となってしまうことも。

 

特に容量が多い端末や最新の端末などを買うと結構高いので痛い出費となりやすいです。近頃は、1万円程度で十分に電子書籍が楽しめるタブレットなども市販されていますし、場合によっては中古などもあるので、一度探してみましょう。

 

読みたい書籍がない場合もある

今は電子書籍の配信数が少ないサービスであっても、そこそこ楽しめる有名な書籍などが揃っているのでそこまで問題ではないですが、例えば電子書籍サイトによっては「オリジナル漫画」など、特定のサービスだけしか読めない漫画もあったりします。

 

共有用に利用する電子書籍サービスによっては、自分の読みたい書籍が存在しない可能性があります。あらかじめ家族全員が読みたい本のあるサービスなのか、利用する前に入念に検討しておくことが大切です。

 

無断で電子書籍を購入される

家族との共有用アカウントの支払い方法に自分名義のクレカや携帯決済を登録している場合、知らない間に自分以外の家族が勝手に本を買ったりされる場合もあります。よって知らない間にお金が減る、なんてことも。

 

トラブル防止の為にも、共有用のアカウントを作る場合は支払った分は後から受け取る、家族の共有財布から支払う、といった取り決めを最初に定めておかないと、後に揉める原因となるのでこの辺りはしっかりとしておく必要があります。

 

また、小さな子どもにもアカウントを共有する場合は、操作を間違えて意図せず購入してしまうリスクも。クレカの番号をサイトに保管しないようにするなど、勝手に決済してしまわない工夫が大切です。

 

まとめ

電子書籍を家族と共有すれば、少ない費用でよりたくさんの書籍を満喫できるようになります。特にマンガのようなサクッと読める本であれば、お互いに共有しやすく、家族間で話も弾むはずです。

 

マルチデバイス機能を使うか、共有専用の端末を用意するか、好きな方で挑戦してみてくださいね。

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